Amazon FSx for Windows File Server は、オンプレミスにあるWindowsファイルサーバーのクラウド移⾏に最適なサービスです。
サービス概要
Amazon FSx for Windows File Server とは?
Amazon Web Services(以下 AWS)が提供する、Windowsファイルサーバーに特化したフルマネージドサービスです。
ハードウェア、OS、ソフトウェア等はすべてAWS側で管理されることで、ユーザーの運用負荷を軽減します。
また、Windows Serverで構築されており、Windowsアプリケーションとの高い親和性を実現します。
構成イメージ
AWSクラウド上に構築した、Amazon FSx for Windows File Serverへお客さま拠点からインターネットVPN接続し、
利用する端末からLAN経由と同様にファイルサーバーへアクセスするイメージです。
注 Active Directoryサーバー(オンプレミスも可)と呼ばれるユーザー管理サーバーのご用意が必須となります。
利用していない場合は、新規構築が必要です。KeepServerでの新規構築も可能です。
フルマネージドサービス
オンプレミスのファイルサーバーの課題
オンプレミスのファイルサーバーには、一般的に2つの課題があるといわれています。
ハードウェアの運用とソフトウェアの運用により、管理コストや管理工数の増大が発生してしまいます。
他にもデータ保護の懸念などの問題を引き起こす可能性があります。
- ハードウェア運⽤面の課題
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- キャパシティ計画が必須
- サーバー・ストレージ機器などの調達
- 定期的な増設対応
- 保守期限終了への対応
- 障害対応と復旧
- ⾼額な初期費⽤ etc…
- ソフトウェア運用面の課題
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- ファイルシステムの設定とサイジング
- OS などのアップデート対応
- ライセンス管理
- バックアップの管理
- セキュリティ監視 etc…
フルマネージドサービスのメリット
フルマネージドサービスは、オンプレミスでの課題(管理が煩雑・複雑)から開放します。
ファイルサーバーをフルマネージドサービスで構築すると、ファイルシステム設定、
バックアップ、容量監視等のソフトウェア管理、OS管理といった作業はAWSにて管理され、
お客さまは、ファイルサーバーの機能を利用するという作業のみに集中することができます。
特徴
Windowsネイティブ機能の利用
Windows Serverで構築されているため、Linuxベースの安価なNASと比較し、Windowsアプリケーションとの高い親和性が担保されています。
Active Directoryとの連携
アクセス権管理はActive Directoryでの権限管理がそのまま利用可能です。ユーザー認証、ファイル・フォルダレベルのアクセス制御ができます。
データ重複排除機能
データ重複排除機能を設定することにより、データストレージのコストを削減できます。
ファイルサーバーにデータが溜まれば溜まるほど、ストレージの保存容量やコストが増加するというお悩みを軽減できます。
ボリュームシャドウコピー(VSS)
ファイル・フォルダの履歴情報を保持し、ユーザーが個別のファイル・フォルダを以前のバージョンへ復元を行うことができます。
注意点として、ファイルシステムの破損時にはこの機能が利用できないため、バックアップは別途必要となります。
バックアップによるデータ保護
Amazon S3と呼ばれる堅牢性の高いストレージサービスへ、整合性の取れたバックアップを毎日自動的に保存するため、データを確実に保護できます。
サービス価格例
下記は必要最小限のスペックで構築した場合の月額費用例です。
KeepServerでActive Directoryサーバーを新規で構築しご利用いただく場合は、下記の月額費用例となります。
注1 ご利用いただける最低容量は2TBです。
注2 容量追加する場合はその時点の容量の10%以上の容量から可能です。例として、2TBから容量追加する場合は200GB以上から追加することができます。
注3 上記は月額の想定費用です。初期設定費用 / 構築費用 / 固定IPインターネット接続費用 / VPN装置(Fortigate等)は含みません。
お問い合わせ先
株式会社フューチャーイン
クラウドサービス担当
名古屋 電話:052-732-8269
静岡 電話:054-254-1000
更新日 2023年8月3日
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